11/16〜11/21
.30-06カートリッジの為だけにどんだけ長い更新なのかと。

11/21
まいなーちぇんじ
今日は軽めのネタですよこんにちは。
軽めのネタはいいですよ、なんといっても書く人が楽です。
(;´ω`)<お前の都合かい。
(`ー´)<べ、別に楽がしたいわけじゃないんだからね!

というわけで今日は美術刀を紹介するのですが、
二振りとも既存品のマイナーチェンジモデルとなっております。
まぁ、さくっと一振りずつご紹介致しますよ。



こちら、商品名が「五郎入道正宗 改U(給仕正宗U)」
…もう併記めんどいから給仕正宗で統一しようかな……。
ま、とりあえず今回は表記の通りにしときます。



商品名の通り、画像の鍔がおっきい方、既存の商品「五郎入道正宗 改(別名:給仕正宗)」のマイナーチェンジ版です。
既存品と今回の一振りで違う点はただ一箇所、今挙げた鍔のみです。
(`ー´)<というわけで、それ以外の部分は過去の紹介記事をご参照下さい。
(;´ω`)<給仕ってなんのことやねん、という方は、まぁ、軽く読み流して頂ければハイ。


この鍔が、軍刀鍔のデザインとなっています。
何気に当店では初取扱いですね。前からあった部品なんですが。
(`ー´)<鍔だけ軍刀にしても今ひとつピンと来なかったんだが、これはこれでアリかもな。小振りだし。
(;´ω`)<※武装商店は小振りの鍔が大好きです。

…ところで、仕入れてみて初めて分かったんですが、軍刀鍔のデザインなのに片櫃穴のような穴が開いていますね。
軍刀は太刀様式なので小柄笄の入る余地は最初から無く、櫃穴があるのはおかしい…と、言いたい所なんですが。
実際のところ後期軍刀の、駐爪ではなく革バンド等で鞘留めするタイプで、
革バンドを通す穴が片方に開いている鍔が存在するので、それと考えるとあながち間違ってなかったり。
(;´ω`)<※ただし、メーカーが実際そこまで考えたかどうかは不明です。
(`ー´)<まぁ、ひとつだけ言えるのは、太刀に使えるかと思ってたけど穴開きなのでちょっと使いづらいかも、ってコトかな。

元々、給仕正宗の「元ネタ」の鍔については「木瓜型で金色」以上の情報が無いんで、
丁度使ったことない鍔だし、もうちょい小さめの鍔でもやってみようかな、
ということでこの鍔にしてみました。
(`ー´)<ハッキリしてない以上は好き好きでいいと思うんだよね。

そういうことでこの商品、「五郎入道正宗 改U(給仕正宗U)」
価格は他の正宗と同じく、7,430円となっております。
(`ー´)<腰ぶらさげるなら小さい方が邪魔にならなくていいと思うんだ。
(;´ω`)<端的に「元ネタにより近い」のは既存のでかい鍔のほうだとも思うけどね。

そしてもう一振り。



こちらは黒斬剣/Nの色変えモデルです。
……あれ?しまった、説明が1行で終わってしまった。

黒斬剣はある意味判りやすい「元」がありますので、この期に及んで色変える必要があったわけではないのですが。
この一振りは特に元ネタ云々には縛られず、
ちょっと色変えてみるのも雰囲気変わって面白いかも?と思い、ノリでやってみました。ノリで。
(`ー´)<あと最近紫がブームなので。
(;´ω`)<それはお前の中のブームだろ。


おおよそは黒斬剣/Nと同じですが、柄糸/下緒が紫に変更。
また柄下地は黒で、柄金具が銀になっています。
(`ー´)<紫に銀もなかなかいいんだよね。
(;´ω`)<紫色は意外と汎用性高いんだよなぁ。

そんな普通の色変え商品「黒斬剣改/N」
価格は普通の黒斬剣/Nと同じく、7,740円となっております。

というわけで以上二振り、どちらも微妙に偏った仕様でしたが、美術刀の紹介でした。
ほいじゃ今日の更新はこれまでってことで。
明日は定休日ですんで、また明後日お会いしましょう〜。


11/19
今夜のアニメがちょっと楽しくなる(かもしれない)ネタです。
今夜はFate/Zeroが観れますねこんばんは。
しかも前回切嗣がトンプソンコンテンダーを抜いたところで幕引き、というワクワクなシチュエーション。
今夜が楽しみだね!ということで、
今日はトンプソン・コンテンダー(切嗣カスタム)についてちょっと掘り下げようと思います。

前に触れたとおり、トンプソン・コンテンダーは中折れ単発式拳銃で、
1発撃ったら次の弾をリロードしなくてはいけません。
3話では2秒でリロードして「衰えたな」とか言ってましたが、実際リロードに掛かる時間は生死を分かつわけです。
(;´ω`)<…あの手順で2秒は十分超人レベルだと思いますけどね?


ちなみにウチにあるトンプソンコンテンダー(の中身のエアガン)の弾薬は多分.357マグナム相当。
画像上がエアガンカートリッジで、下が.357のダミーカートリッジなんで、多分だいたい合ってます。
(;´ω`)<…そのダミーカートリッジはどこから出てきた。
(`ー´)<店主の私物だけど?


一方、作中で切嗣が使うトンプソン・コンテンダーのカートリッジは.30-06。
画像上が.357で、下が.30-06ですが…まるで別物ですな。
勿論同じ銃にこんだけ違う弾が入ることは基本的に無いんですが、
トンプソン・コンテンダーは元々銃身部分を丸ごと付け替えることで複数種の弾薬に対応できる銃なんですね。
ただ、.30-06が使える既製品のトンプソン・コンテンダーは当時存在しなかったので、
作中の銃は切嗣による別注カスタムガンとなるわけですなー。
(`ー´)<※ただし、現在は.30-06対応のモデルが存在します。
(;´ω`)<第4次聖杯戦争当時は未発売でした。


ちなみに大日本技研のトンプソン・コンテンダーは、ベースのエアガンに外装取り付ける都合上一回り大きくなっており、
画像の通り、外見上いかにも.30-06弾が入りそうなスケール・デザインになっています。芸細。

…さて、ここまでで357とか30とか06とか数字が飛び交っておりますが、
軽〜く弾薬について解説してみましょうか。


弾薬(あるいは実包=カートリッジ。以降めんどいので「弾」と呼びます)は、
銃によって様々な形状・サイズがあるわけですが、概ねデカイほど威力が上がります。
まぁ、弾頭の重さも火薬量も変わってくるんですから当然ですな。
(`ー´)<他にも弾頭の質量、材質・形状やコーティング、火薬の種類によっても変わってくるので、常にサイズ=威力とは限らんけどね。
(;´ω`)<…あの、なんか露骨に画像からはみ出してるのがあるんですけど。


そんな中から、説明しやすい弾を4つ軽〜く解説してみます。
あ、この画像でどの弾が何か分かる人にはつまらない説明になると思いますので、
その場合は適当に読み流してください。
小さい方(画像上)から順に行きましょう。

9mmパラベラム(9×19)
9×19mmとか、9mmルガーとか9mmNATOとか色々呼び名があります。
通称9パラ。現在最も普及している拳銃弾と言っていいでしょうかね。
「9パラであんな化物とやりあえってのか!」「ダメだ、9パラじゃ歯が立たない!」等、
各種創作物でザコ扱いされる事が多い弾でもあります。
ほむほむがキュゥべえを蜂の巣にしたのも9パラだし、切嗣のキャリコM950もコレです。
(`ー´)<弱いっつっても生身の人間相手なら十分な威力なんだけどね。
(;´ω`)<創作物の仮想敵がほぼ常に人外なんだから仕方ない。
.50AE
元々デザートイーグル専用に開発された弾です。
あ、弾頭形状が特殊ですが気にしないように。たまたまコレしか無かったもので。
デザートイーグルといえば有名ですが、拳銃用としては最大級のものですな。
最初の画像からも9パラとは比べ物にならないサイズなのが分かりますね。
ほむほむが某所の事務所からパクって、さやか大車輪を止めたり、
まどかのソウルジェムを撃ったりするのに使ってましたな。
(;´ω`)<中学生にはデカすぎる気もするけど、カコイイから色々な作品に出てきます。
(`ー´)<他にも虚淵作品でフォークリフトを数発で横倒しにしたり…。
(;゜Д゜)<アレはちょっと無理があると思うんだが…。ていうかファントム今度箱○で出るんかい。
5,56×45mm(.223レミントン)
拳銃弾ではなく小銃弾になります。自衛隊の89式とか米軍のM16シリーズで使われている、
現在西側諸国で最も普及しているヤツです。
厳密には軍用(SS109)と民間用(.223Rem)でちょいと違うのですが細かいことは気にしない。
小口径高速弾と呼ばれ、従来の小銃弾に比べると小さく、軽いのが特徴。
Fate/Zeroでは助手の舞弥さんがステアーAUGでバラ撒いてますね。
あとほむほむも、マジカルミニミとか、マジカル89式を使ってバラ撒いてました。
(;´ω`)<画像のほむほむが持っている武器は無関係です。
(`ー´)<だって、ねんどにミニミとか89式付いてないんだもん。
.30-06(7.62×63mm)
トンプソン・コンテンダー(切嗣カスタム)の弾薬。
100年以上前に規格が作られた弾で、米軍のスプリングフィールドM1903小銃、M1ガーランド、
ブローニングBAR等で使われ、WWTからWWU、朝鮮戦争で使われた歴史のある弾です。
今では軍隊で使われる事は少なくなりましたが、狩猟用として現在でも使われています。
儀仗隊等の特殊な例を除き米軍も自衛隊も使ってない弾なので、ほむほむもパクってないですな。
(`ー´)<ほむほむ、どっかで猟銃パクってれば使う機会があったかもな。
(゜Д゜)<まぁ、そういう発想が無かったんだろ。女子中学生的に考えて。
(;´ω`)<いや、RPGとかAT4あるんだからわざわざ猟銃使う必要無いだろ。

はい、ここまで読んだところで、
「拳銃から.30-06弾が飛び出す」というのが如何にイレギュラーか、というのがお分かり頂けるかと思います。
魔術にどっぷり浸かってる伝統的魔術師が銃器に詳しいはずもなく、
キャリコM950(9パラ50連発)の掃射を防いでいい気になってるロードがどんな顔するか楽しみですね。

ところで高威力拳銃って事なら、.30-06ほど威力は無くても連発できるデザートイーグルとか44マグナムのが便利じゃね?
とか言われそうなんですが。
(;´ω`)<いくら.30-06弾の火力が圧倒的でも、単発は不便だものねぇ?

しかしこんな面倒くさい単発銃をわざわざ使ってることにも実は意味があるわけで、
…でも説明するとネタバレになるので書くわけにはいかんな!
(`ー´)<「なんでそんな面白銃を…」という疑問に答えがあるのがイイんだ。
(;´ω`)<詳しいほどに面白さが増すんだよね、これが。

というわけで、今日の更新を頭に入れつつ今夜の話をみると、通常よりちょっとだけ余分に楽しめる…と思う。多分。
そして武装商店は今日の更新で何が言いたいのかと申しますと…


衛宮切嗣が使ってる「.30-06」のダミーカートリッジ
只今1発410円で販売中!買ってね!
(;´ω`)<露骨な商売の話にもってきやがったー!
(`ー´)<いや、ウチ商店っすから。

まぁ、今日の放映を観て欲しくなる人もいるんじゃないかな?(チラッ
御用の方は是非是非。

そういうわけで以上、今日の更新はこれまで。
明日はHP更新担当がお休みの予定なんで、HP更新がない予定です。
お店は店主が営業してますんでどうぞどうぞ。
ほいじゃまた明後日お会いしましょうー。


11/18
いつのまにかバリエーションが増えてる軍刀であった
そういえば最近携帯電話を新調しましたこんにちは。
長いメールも最後まで表示されるようになったよ!やったね!
(;´ω`)<って、ケータイメールの字数カットって何年前の話だよ。
(`ー´)<だって先代ケータイ、movaだったし。武装商店立ち上げより前から使ってたし。

さて、今日は新規に商品をご紹介。画像の通り軍刀です。
同メーカーの製品で軍刀(鉄鞘)¥18,480」「村田刀(小烏丸)¥17,640」を紹介しましたが、
今日のヤツはまた別仕様ということになりますな。
(;´ω`)<初紹介時と価格が違いますが、今日書いてるのが現在の価格です。
(`ー´)<少し前に一斉値上げがあったからの。


過去の2種と同じく海外製(中国製)ですが、
相変わらず出来はそこそこ悪くない感じになってます。
(`ー´)<特別良いとは言いませんが。
(;´ω`)<まぁそこはそれ。それなりです。

さて、今回の新型軍刀の特徴ですが。
まず最初の画像で既に見えておりますが、


「村田刀(小烏丸)」と同じく、切先諸刃の小烏丸刀身が入っています。
刃文も含め全く同じ刀身ですな。

勿論それだけでは村田刀と同じになってしまうわけですが、
この商品は更なる特徴がございましてな。


なんと、鞘が鉄製なのです。
これは「軍刀(鉄鞘)」の特徴と同じということになりますな。
(`ー´)<鞘の色合いとか、村田刀準拠で2環吊り(九四式)タイプだとか、微妙な違いはあるけどね。

つまり今日の商品は、鉄鞘と小烏丸の二つを組み合わせた全く新しい軍刀というわけです。
あるいは重さの鉄鞘、鋭さの村田刀、2つの力を受け継いだ軍刀V3といったところか。
(;´ω`)<お前は何を言っているんだ。
(`ー´)<他にもV2アサルトバスターとかナイトが持つと光と闇が備わり最強に見える系の話とか色々あるんだけど。
(;´ω`)<【いりません】【帰れ】



他の細かいところについては概ね今までと同じといった感じですね。
実は細かいところの意匠が微妙に変わってたりとかしてるんですが……まぁ些細な違いです。
(`ー´)<切羽とか鯉口金具の駐爪通す穴が塞がってる事もあったり。
(;´ω`)<そこは個体により塞がっていたりいなかったりするので何ともですが。

というわけでこの商品、商品名は「村田刀(鉄鞘)」。軍刀V3にしようかと2秒くらい迷った。
価格は21,310円と、流石に1号2号よりは高くなっております。
御用の方は是非是非。
(`ー´)<両方の長所兼ね備えてると思えばむしろ割安じゃね?
(;´ω`)<まー確かにね。

以上、今日の更新はこんなもんで。
ほいじゃまた明日お会いしましょうー。


11/17
新商品の仕様についてと、随分間が空いちゃったなぁ。というこまごまとした感じの話
裏ボス、3竜、クエストボス3匹、宝典拾い、赤ケセランをグルグル繰り返すのが好きですこんばんは。
半年に1回くらいこのループがやりたくなる感じ。
(`ー´)<30人鍛えるのって疲れるよね。
(;´ω`)<※普通は鍛えません。

さて、今日は細かいネタの積み重ねです。
まず最初の画像、最近の新商品「手慣らし鉄扇U 芹沢鴨(¥6,610)」ですな。
紹介はつい最近の記事(11/9)をご参照頂くとしまして。
あ、ちなみに文字の入ってない「手慣らし鉄扇U(¥5,640)」も一緒に再入荷してたんですが、
そっちはすぐに売れてしまって現在次の入荷待ち中です。
(;´ω`)<あれ、何本か発注してたよね?
(`ー´)<なんか1本しか持ってこなかったんだよね。まぁ、そのうち次が来るでしょう。

で、この芹沢鴨なんですが、
なんか前回と比べて、


今回は微妙〜に文字が大きくなってますな。
それほど圧倒的な差ではないんですが、フォントサイズ1〜2段階分くらいですかね。
特に価格が変わったりはしてませんので引き続きヨロシクどうぞ。
(`ー´)<ていうか、この文字手彫りなんで一本毎に微妙に違うのがデフォらしい。
(;´ω`)<…マジで?
(`ー´)<マジ。字形の細部も前と微妙に違うしな。

はいそんじゃ次の話題。
(;´ω`)<切り替え早っ。


こちら、「白鞘ペーパーナイフ(焼印入り)」。お土産に便利なペーパーナイフで1本330円。
しばらく入ってませんでしたが久々の再入荷です。
初紹介記事はこの辺ですね。
なんやかやで以前無くなってから結構間が空きましたので、一応再改めて紹介してみました。
(`ー´)<わかりやすくて安い定番武装商店グッズ。
(;´ω`)<ペーパーナイフとしての性能は、まぁお土産レベル&価格相応です。

はいそれからもう一丁。


「HGひのきのぼう1/100」、初紹介はこの辺。久々に再入荷です。
まぁ、白鞘ペーパーナイフのついでで焼印押せたのでようやく完成した感じなんですが。
(`ー´)<店頭で焼印押すのって割と大仕事なんで、基本的にいくつか纏めてやらんとあかんのです。
(;´ω`)<こいつ小さいけど焼印3種類だからなぁ。結構手間だったり。


相変わらずの史上最小・最軽量ひのきのぼう(当店比)となっております。
なお例によって焼印の押され方、出方は画像の通り個体差が著しくありますので予めご了承下さいね、と。
必要交換Gも2Gと相変わらず。待ってた方はこの機会に是非ー。
(`ー´)<「すく゛に そうひ゛していくかね?」

という事で以上、今日の更新はこれまでってことで。
ほいじゃまた明日お会いしましょうー。


11/16
【居合刀特注講座】太刀金具についての追加説明【第17回補足】
後日見返してみたら何でもないミスに気付くってことあるよね。こんにちは。
今日は、一昨日の更新で微妙に足りてない部分の補足をしておこうと思います。
(`ー´)<まぁ、太刀金具について省略しつつ、太刀金具が知られているのを前提に書いてたからな。
(;´ω`)<今日の更新は、多分後日纏める時に一昨日の更新と融合させます。


■太刀の金具について■

非常に大雑把ですが、一般的に太刀に使われる金具を一通り説明します。
画像は鍛人の太刀で、ちょっと通常既製品の太刀とは違う特殊な部分が含まれますが、
良い感じに画像が揃っているのがコレだったので。

まず、こちらは柄頭。
後述のコジリ金具と揃いになっているのが標準です。
そして縁金具と、鯉口金具。
この二つのデザインも揃いになるのが普通ですね。
(`ー´)<画像のように複数の切羽を重ねてあるのも特徴の一つなんだけどね。
(;´ω`)<まぁ、鍛人製とかはともかく、そこまでは再現してない商品も多いので今回はスルー。
で、一の足、二の足。
腰に吊る為の吊り金具になります。
(`ー´)<一の足二の足に通して結んである紐が太刀緒。
(;´ω`)<腰に佩くときはこれを解いて結び直して云々することになります。
そして鞘の2/3くらいのところに柏葉(責金)が入り、
コジリに柄頭と揃いの意匠の金具が付く、と。

ちなみに柏葉は名前の通り葉っぱみたいな形してます。
画像では見辛いですがご勘弁。
小さいですが、太刀拵には必須の金具で、
更に胴輪金具(責金)/芝引/雨覆/覆輪が追加される事もあります。
(`ー´)<柏葉を複数付ける例もあったりする。
(;´ω`)<あ、芝引・雨覆何かはこのあと説明します。この画像では使われてないですな。

大体この辺が、太刀特有の金具・部品一通りということになりますかね。
(;´ω`)<もっと詳しい太刀についての解説は…今後やるかも知れないしググってもいいかもしれない。


■半太刀に使う太刀金具について■

さて、太刀の金具を使った打刀であるところの半太刀です。
基本的に半太刀においては、一の足二の足は無く、代わりに栗型があります。

そして太刀金具である「揃いの柄頭&コジリ」、「揃いの縁金具と鯉口」、
そして柏葉が使われるのが一般的です。
(`ー´)<柏葉は単純な胴輪型の責金におきかえる場合もあるかな。


縁金具と鯉口がちょっと分かり辛いので拡大。
以上のように太刀金具を取り込んだものを半太刀と呼びます。
(`ー´)<前回も書きましたが、戦国期の太刀拵から一の足・二の足を無くしただけの半太刀については、ココではスルーしてますよ。
(゜Д゜)<金具可動式の半太刀もスルーするぜっ!


■芝引・雨覆■

芝引(しばびき)と雨覆(あまおおい)について補足です。
名前から機能を類推できる金具ですが、鞘の上下に付き、鞘を保護する金具です。
鞘を腰に装備した際に上にあるのが雨覆、下にあるのが芝引と呼ばれます。
(`ー´)<完全に名前そのまんまだな。覚えやすい。

(;´ω`)<…でも、太刀のときと半太刀(打刀)のときって上下の向き変わるよね?名前どうすんの?
(`ー´)<逆になるよ。
(;´ω`)<えっ。
(`ー´)<名前が逆になる。とにかく装備したとき上にあるのが雨覆。下が芝引。そんだけ。
(;´ω`)<なにそれアバウト。

ちなみに、この芝引・雨覆が刀全体をグルッと一周囲んでいるのを、
長覆輪(ちょうふくりん、ながふくりん)と言います。膝丸も長覆輪の太刀ですな。
(`ー´)<総覆輪(そうふくりん)という場合もあるんですが、こっちは主に刀以外に使われる呼称っぽいかな?
(;´ω`)<よーわからん。兜とか弓とかでよく使うみたいね。

以上、これで大体一昨日の補足になりましたかね。
前回と合わせて読むと理解が深まる…かも。
太刀・半太刀についてまだ結構端折っている部分もありますが、
そういうトコまでガッツリ説明するとホント更新2回くらい余裕な分量になっちまいます。
そのうちやるかも知れませんが、まぁ特注講座としては不要な部分なのでやりません。

そいじゃ今日の更新はこれまでってことで。
また明日お会いしましょうー。