1/16 【武器雑学(仮)】ひのきのぼう・その1【第6回】 |
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刃物全般から入って斧・刀剣・鞭ときて、次はひのきのぼう。 …いやぁ、美しい流れですね。こんにちは。 (`ー´)<統一感のあるテーマ(笑)だな…。 (;´ω`)<ていうか「その1」ってどういうことなの? 今回はひのきのぼうについて語ってみたいと思います。 冗談と思うなかれ、意外とマトモな話だという説もあります。 (;´ω`)<説かよ。 …なお、ドラゴンクエスト(以下DQ)をある程度やってないとわけのわからん内容も含まれそうですが特に自重はしません。 武装商店HPをご閲覧の皆様なら当然DQ1〜6くらいはプレイ済みと信じてますよ? (`ー´)<…むしろ必修科目だよね? ■「ひのきのぼう」とは■ ひのきのぼうといえばDQの定番最弱武器。 DQ9では出てきませんでしたが、殆どのDQシリーズで最弱の名を恣にしている、信頼と伝統の武器です。 「子供の頃に『火の木の棒』と勘違いしてた」という話はよく聞きますが、 実際のところ「檜(ヒノキ)の棒」が正解。言うまでもなく、檜の棒きれなんでしょうな。 ■檜の特性■ 檜といえば「建物、風呂に使う」「よい香りがする」等のイメージが一般的で、 日本で遥か昔から使われている木材です。 日本最古(同時に世界最古)の木造建築である法隆寺も、檜で建てられています。 (;´ω`)<そういや海外にも檜の類似種はいるそうですが、基本的に日本の檜は日本固有種らしいですな。 実際、檜の建築木材としての性能は極めて優秀です。 加工し易く、完成後も極めて長持ちする、正に建築木材としては一流といえるでしょう。 (;´ω`)<建材としての寿命は「推定二千年」とか聞いたことあるな。 (`ー´)<法隆寺すらまだ二千年経ってないので推定しか出来ないという話だな。 …ただし、この檜という木材、武器としては役に立ちません。 武器として使う木に求められるのは「強度」。 先ほど加工し易いと言いましたが、加工しやすい=堅すぎない、ということです。 (`ー´)<あ、ちなみに前回「鞭」で触れたとおり「重さ」も重要な要素なんですが、木の場合は概ね「強度が高い≒密度が高い≒重い」なので。 (;´ω`)<例外はあるけどね。 実際の日本の歴史上でも檜は、まだ反りの無い直剣/直刀の時代の「鞘」に使用例が多少あるくらいで、 武器の打撃部分や柄等に使われた例は極めて少ない、と言っていいでしょう。 あ、ちなみに、逆に武器に使う木の代表例として「樫(かし)」があります。木刀といえば樫が一番ポピュラーですね。 漢字が「木へん」に「堅」と書くだけあって、非常に堅い木材です。 堅過ぎるので、加工するのに専用の木工具が使うらしいですな。 (;´ω`)<どんだけ堅いんだよ。 (`ー´)<そして堅い木は逆に建材には向かないんだよね、これが。 ■じゃあ、なんで「ひのきのぼう」なの?■ そんな、歴史上ロクに武器として使われていない檜。 何故、最弱とはいえ直接打撲する用の武器に、樫などではなくそんな弱い素材を選択したのでしょうか。 まぁ、細かいことを言えば当時参考にした海外の武器名を和訳しただけじゃねーの?とか色々考えようはあるんですが、 武装商店としてはこんな説を推したい。 <「ひのきのぼう」は武器欄に装備してるけど武器じゃない説> さて問題です。ひのきのぼうが初めて登場したのはDQの何作目でしょう? ……はい今DQ1って言った人ダウトー。 DQ1の最弱武器は「たけざお」です。 (;´ω`)<せめて斜めに切ってたけやりにしろよと言いたい。 (`ー´)<うーん、でも竹槍はこんぼうより強そうだからなぁ。 初登場はDQ2です。 DQ2で「ムーンブルクの王女の初期装備」として出てくるのが史上初のひのきのぼうです。 ご存知の通り、ムーンブルク王女は魔法使いタイプ。攻撃魔法を使ってなんぼ、物理攻撃なんて飾りです。 そんな王女が初期装備で持っていた装備品が「ひのきのぼう」。 …そう、つまりひのきのぼうは棍棒や竹槍のように、それで直接攻撃をする為の武器ではなく、 あくまでも「まどうしのつえ」とか「りりょくのつえ」と同じ、 魔法使いの杖に相当するモノだったんだよ! (;´ω`)<な、なんだってー(棒読み) (`ー´)<な、なんだってー(お約束) 魔法の杖相当なら、およそ武器に向かない檜製でも全然問題ないですよね。 本来それで殴る用のモノじゃないから、と考えれば、スライムすら満足に倒せない性能でも納得できるというものです。 しかし名前が「ぼう(棒)」であまり杖っぽくない為、直接殴る用の武器に見られるようになったんではないでしょうかね。 うーん、DQはそんなところまで考えて素材や名前を選んでいるんですね。深いなぁ(しみじみ)。 (;´ω`)<…いや、ホントにそうという保証はないからね?あくまでも武装商店の解釈だからね? というわけで以上、今日の更新でした。 この講座でひのきのぼうをより一層身近に感じて頂けたなら何よりです。 そいじゃ明日は定休日なんで、また明後日お会いしましょう〜。 |
1/15 分類は居合刀特注紹介、なんですが。 |
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連日寒くて難儀ですこんばんは。 今日はお客様の御注文に基づいて製作された特注居合刀を紹介する、といういつものノリ、なのですが。 (;´ω`)<が? (`ー´)<が。 通常の居合刀特注紹介と違い、本日紹介しますのは鍔のみです。 あ、勿論今回も例によってお客様に掲載許可を頂いております。 (`ー´)<ありがとうございます。 (;´ω`)<助かります。 さて、この鍔なのですが、勿論ただの鍔じゃございませんで。 元々は過去紹介しました特注居合刀のへし切り長谷部をご覧になったお客様が、 その際の特注手造り鍔をご覧になり、今回の鍔単品での特注に至ったという経緯がありましてな。 ウチの特注講座などでやっております通常の手造り鍔とは違い、 へし切りの時と同じくこの道80年の本職に依頼し、製作したものです。 (`ー´)<圧倒的超技術。 木瓜型で、表の文字部分はへし切りの時と同じく「南無妙法蓮華経」。 櫃穴の埋金は無しで、へし切りでは斧透かしであったのが利剣透かしになっています。 (`ー´)<斧題目ならぬ利剣題目といったところか。 遠目にはもう筆で書いたようにしか見えませんが拡大すると、 あくまでも彫刻であるのがわかりますな。 (;´ω`)<どうやったら出来るんだろうな、これ。 (`ー´)<…80年ノミと槌を使い続ければ出来るようになるんじゃないかな? さてこの鍔、問題は裏側のほうなんですが。 今回お客様のご希望により、裏面はこういうことになりました。 表側と同じ様に、ただし逆に曲がって「南無日蓮大菩薩」と入っているんですね。 表側と同じ感じでそのように字を入れてくれ、という希望に従い、こうなりました。 書いてある字は違っても、しっかり表と同じ雰囲気に仕上がっていますな。 ……いま、簡単に「こうなりました」とか書きましたが、冷静に考えるとコレ結構とんでもない話で。 表のほうは本物のへし切り長谷部に付いている鍔の写しですので、 字の形状や配置についてはそれを写しているわけですな。 でも、「裏面を同じ感じで書いて(ただし違う文言、カーブの方向も違う)」と言われても、 普通は出来なさそうな気がするんですが。それが出来ちゃうのがやはり本職の業ということか。 (;´ω`)<紙に筆書きでも難しいような。 (`ー´)<80年の技術力だわねぇ。 本職の手掛けた鍔だけに、この鍔1枚で普通の居合刀複数本買えるくらいのお値段ではございますが、 相応の出来であるのは間違いないでしょう。 というわけで以上、居合刀特注紹介といいながら、 実際は本歌の鍔単品という居合刀要素の一切含まれない今日の更新でした。 そいでは今日の更新はこんなもんで。 また明日お会いしましょう〜。 |
1/14 「挑戦!魔術工房」は終了しました。あと荷物来たんだけど… |
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いやー、ついに「挑戦!魔術工房」が終了しましたこんにちは。 予想以上に予定通りのタイミングで終了した感じですかね。 (;´ω`)<ところで、イベント開始時にげんれい工房が若干注文数より多くステッカーを作った話をしたんだが…。 (`ー´)<結果的にその余分のお陰でイイ感じに在庫が持ったような気もする。 (゜Д゜)<げんれい工房先読みしすぎエスパーか。 今のところサイコロ振るイベントを恒例化する予定は全然ないんですが、 一方今後も思いついたらなんかやるかもしれません。 その折はまた宜しくどうぞ。 …あ、そういや全くの余談ですが。 今回は前回と同じサイコロを使ってイベントを実施しましたが、 実際のところ今回のイベント用にサイコロを新調する計画があったんですよね。 ツヤツヤ銀メッキとかのサイコロを用意して、 月霊賽液(ヴォールメン・サイコログラム)って名前にするところまで考えてたのですが、 結局どこにも(イエサブRPGとかR&Rとか)希望に沿ったサイコロが無かったんで断念しました。残念。 (;´ω`)<銀メッキサイコロか、黒ツヤ(ウチで塗装する)のサイコロさえあれば…。 (`ー´)<なーぜかどこにも無かったんだよね。 以上、イベント終了ついでの著しい余談でした。 …あ、そういえば更に余談ですが 年末年始で売り切れてました大日本技研のトンプソン・コンテンダー(組立キット)が再入荷してます。 相変わらずの15,750円となっておりますゆえ、御用の方は是非に。 (`ー´)<ステッカーの終わった日にこいつが復活とか。 (;´ω`)<いや、別に単なる偶然なんだけど。 それから、昨日結局来なかった美術刀が届きましてね。 これで、こんなに貧弱だった美術刀店頭在庫が、 このように在庫潤沢に…… ……じ、潤沢……に……。 (`ー´)<むしろ部分的に減ってますよね? (;´ω`)<まぁ、そりゃ売ってるし。 ……ちゃうねん。 …なんかな、昨日はメーカーの発送が1日遅れただけやってんけどな。 結局今日も1箱しか来ぃへんねんもん。あかんわー。流石に足らへんわー。 (;´ω`)<なんで急に関西的になったのか。 (`ー´)<いや、ちゃうねんって言ってみたかっただけ。 …まぁ、でも昨日までよりはなんぼかマシになりましたかね。 来週はきっともっと復活しているでしょう。 えぇ、つまり何が言いたいかと申しますと、 ネタが無いので今日の更新はこれまでです。 …じゃー今日はここまでー。 また明日お会いしましょうー。 |
1/13 来るって話だったんですよ。 |
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いやぁ…Tレックス改揃えるのも結構面倒だな…こんばんは。 ハードモードで引継ぎを自らかなぐり捨てる様な趣味は無いので2周目に向けて普通に強化してます。 (`ー´)<そういうのも嫌いじゃないがそこまでする時間もない。 (;´ω`)<やりたくないわけでもないという。 さて、今日はそろそろ1月も中旬なので、 年末年始で散々減った在庫の復活状況などをお知らせしてみようかと。 特に美術刀はようやくメーカーも動き出しまして、一昨日に翌日出荷予定という話を聞いていましたので、 今日は届いた美術刀が早速店頭に… 増えてない……だと……!? (`ー´)<13日の金曜日の呪いか…! (;´ω`)<ちょ、変な理由つけるな。 まぁ、発送そのものが遅れたのか運送業者がやらかしたのかは不明ですが、 ともかく今日の時点ではモノが来ませんでした。 しかし、きっと次のクローンは上手く…じゃなかった、きっと明日には何かしら来るんじゃないでしょうかね。 …検品もありますので、荷物が来てもすぐ店頭に出るわけではないのですが。 (`ー´)<ほんとは平日の今日のうちに来て欲しかったんだけどねぇ。 まぁ、美術刀はそんな感じでございますが、 他については、 鉄塊各種が届いたり…あ、無地の手慣らし鉄扇U(通常サイズ¥5,640)はちょっと間が空いての再入荷ですな。 それから、 このへんとか、 このへんも既にそこそこ充実しています。 まぁ、あっさり問屋在庫切れ起こした商品とかも一部ありますけど。 あ、それから、 げんれい工房製品もステッカーの一部など在庫切れしてますが、げんれい工房は今週大阪のイベントに行くそうなんで、 その後に発注&在庫復活予定となっております。 あとついでにげんれい工房つながりで「挑戦!魔術工房」のステッカーですが、 ぶっちゃけ残り1桁に突入してますんで、多分明日明後日くらいで無くなるんじゃないでしょうかね?たぶん。 (`ー´)<まぁ、サイコロの出目次第ではあるが。 (;´ω`)<1個でも出るときは出るが、3個でも出ない時は出ないし。 まぁ、無くなったらついったーなり更新なりで改めてお知らせしますです。 というわけで今日の更新はそういう感じで以上。 そいじゃまた明日お会いしましょう〜。 |
1/12 なんか槍の派手なやつです。 |
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寒さのせいで目覚まし時計より早く起きるのは勘弁して欲しいですねこんにちは。 それとは全く関係なく、若干モノが足りなかった壁になんか派手なの追加してみました。 (`ー´)<まぁ、特別寒いのは今日だけみたいかな。 (;´ω`)<気温の落差激しすぎ。 そういうわけでこの商品、通常と違う槍なわけですが。 たまには普通と違う槍もいいよね、ってことで、いつもより豪華な槍になってます。 拵的には前田慶次郎イメージって感じ。 (;´ω`)<まぁ、派手だしな。 全長は鞘を払って約六尺四寸(約194,5cm)。 穂先は三角断面の標準的な直槍タイプっすな。 あと鞘も付いてました。 んで、けら首が紺塗りになっておりまして… 蕪巻が金色になってますな。 柄部は朱呂塗りに金の龍入り。 そして更に石突金具も付いてます。 通常の3本つなぎの「槍」に比べると大分豪華ですな。 またこの商品、通常の槍の3本繋ぎではなく、 ほぼ中間点での2本繋ぎとなっています。 箱も分割後のサイズなのでコンパクト。 また接合はネジ式なのですが、 更に呑口式のようになっており、綺麗にピッタリ接合するようになっています。 接合箇所が減って呑口状になっても接合部が「ある」ことには変わりませんし、 特別強度が上昇しているというような事はありませんが、 接合部含め良く出来ている槍、であるのは間違いないっすな。 そんなわけでこの商品、「朱槍 前田慶次郎」。 流石に値段は高く、45,930円となっておりますが、御用の方は是非に。 (`ー´)<試しに取ってみた程度のものなので、とりあえず1本限りね。 (;´ω`)<まぁ、その後もメーカー・問屋にモノがあれば取り寄せ可能かな。 そういうわけで以上、今日の更新でした。 ほいじゃまた明日お会いしましょうー。 |
1/11 もう見るからにいろんな意味でゴツい |
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いやぁ…1日休んで元気一杯ですよ…ほんと…こんばんは。 しかし今日はまた寒いのう。久々に雨がパラついたみたいだし。 (`ー´)<あ、そろそろ指も回復したしMM2Rやるかな! (;´ω`)<元の木阿弥フラグですねわかります。 さて、今日はお客様の御注文を元に作成した特注居合刀のご紹介です。 例によって紹介に当たり、お客様には許可を頂いております。 (`ー´)<あざーっす。 (;´ω`)<そういえばしばらく客注紹介やってなかった気がする。 そういうわけで最初の画像のがソレなのですが。 もうアレですね。あからさまに、見るからにゴツさ満開って感じです。 (;´ω`)<その通りだがそんな満開はいやだ。 まず刀身から。 こちら、幅広二本樋同田貫刀身、二尺五寸。 刃文は妙法村正になっております。 また、ハバキは二重の別注銀鍍金仕上げ。 通常の燻し銀よりぴかぴかの銀にしてあります。 (`ー´)<別注鍍金代高くなるけど、良いツヤだよね。 ちなみに切羽は銀鍍金ですな。 鍔は鬼喰出の燻し銀になってます。 で、金具だらけの鞘ですが。 黒凸塗りの鞘に、手造りコジリ付き。過去の特注・当店商品でも見られるタイプの太刀コジリですな。 また責金が計5個(うち1個は後述の手元藤巻の終点)。 金具は何れも鎚目地の燻し銀鍍金ですな。 (`ー´)<どこもかしこも銀ピカ系です。 そして手元は藤巻で、更に藤巻の上を石目塗りにしています。 藤巻の黒呂塗り、朱呂塗りはありましたが、石目は初ですかね。 メーカー曰く「地味になっちゃいますよ」とのことでしたが、上がってみればイイ感じなんじゃないでしょうか。 あ、あと藤巻に付随して鯉口金具も付いてますね。 それから下緒は化繊の黒地に白。 そして柄もまたゴツイ。 柄下地は銀鮫で、縁頭は鞘金具に合わせて鎚目地燻し銀の太刀金具。 そして柄巻は牛本革(表)の黒となっています。 そして目貫は燻し銀の勝虫図。蜻蛉図ともいう。 あとゴツい刀身の常ですが二本目釘になっているのが判りますね。 全体的に「半太刀」「ゴツい」「銀色」「ゴツい」といった感じの一振りでした。 (`ー´)<大事なことなので2回言ってみた。 藤巻の石目塗りなど、今までにない所を攻めているのもオンリーワンでイイ感じです。 まぁ、仕様が大変ゴツいだけに、価格のほうもかなりゴツくなりましたがそこはそれ。 (;´ω`)<まぁ、刀身ゴツい、手造り金具半太刀拵、金具マシマシ、牛本革柄巻、と高くなる要素はかなり詰まっておりますゆえ。 というわけで以上、特注居合刀のご紹介でした。 ほいでは今日はこれまでということで。 また明日お会いしましょうー。 |