11/27 めくるめくハイブリッドのせかい |
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そういやもうすぐFF6AD版発売な今日この頃皆様如何お過ごしでしょう。 私はSFC版とPS版を合わせて何周やったかもう覚えてないです。 (´ω`)<5の時も同じようなこと言ってたな。 (`ー´)<今じゃ時間ナイから1ゲーム1周がいいとこだけどな。 って何の話だ。冒頭挨拶は全く関係なく、今日のご紹介は画像の一振り。 …なにやら派手な鞘が印象的ですが。 これは別にウチで発注した品ではないのですが、 とりあえず面白いので置くことにしたという、実際とてもユカイな逸品です。 タイトルの通りおおいにハイブリッドなのがミソなんですが、 まずこの遠目にいかにも派手そうな鞘塗りは 濃紺堆朱塗(のうこんついしゅぬり)。 紺、金、紺の順に重ね塗りして研ぎ出すという、聞いただけでいかにも手間そうな手の込んだ鞘塗りです。 そのへんもあって、珍しいというか、通常あまり見かけない鞘塗りとなってます。 刀に限らず和物でこういった塗りのもの、見た事がある方もいらっしゃるんではないでしょうか。 で、普通のセールスポイントはこの辺までにしておきまして。 (;´ω`)<あ、ここは普通なんだ。 金具の方は いわゆる通称「武蔵拵」の金具として知られる各金具になっています。 (下に並べたのは同じく武蔵拵の当店商品「和泉守兼重」) 実際、この鍔の形(海鼠透かし鍔)は宮本武蔵が自ら考案したものとされてますね。 武蔵の名を謳う刀には大抵この鍔が用いられます。 また、柄巻、下げ緒は、居合刀では一般的な綿糸やましてや人絹ではなく「正絹」を使っています。色は茄子紺。 (´ω`)<画像ではそのテカりからいっけん化学繊維(人絹)のように見えるのがザンネンですが。 (`ー´)<絹ってそういうもんだからね。 ちなみに余談ですが、以前(3/3)に紹介した武蔵大小セットと同様、 目貫は蜂です。 (`ー´)<ハチのム(以下検閲削除 さて。 武蔵といういかにも実戦的っぽい金具と、いかにも華美な鞘の組み合わせは既にかなり異色なんですが。 しかしこれだけじゃないんです。 何気にここまでワザと鞘から抜かずにご紹介してきたこの商品。 実は刀身が…… 実は小烏丸刀身(樋無し)。 ちなみに現行の(新型黒鴉、八咫鴉などと同じ)幅広小烏丸刀身ですね。 というわけで、いかに奇抜な組み合わせの一振りなのかがわかって頂けたかと。 ……しかし、まぁ、アレです。いつだって困るのは商品名です。 いかな金具が武蔵のものとはいえ、この一振りの名前を「宮本武蔵拵」とかにするのは、 何か根本的に間違ってるよーな気がするので、全然違う名前を考えなくては……。 えーと。小烏丸で、派手で、紺色系?で、この鞘だけでもなかなか無い上にこの組み合わせだからかなりレアで、 ……あ。いい鳥が一羽いますよ。レア(天然記念物)で綺麗な青の羽でカラス科。コレをそのまま名前にしよっと。 (`ー´)<困ったときのトリ頼み! (´ω`)<ま、小烏丸だし。 というわけで、付いた名前が「瑠璃橿鳥【Ruri-kakesu】」。69,450円になります。 (`ー´)<なんとなく符合してるって程度だな。 (´ω`)<結局ムサシの要素は名前に全然考慮されてないな。 なお、この一振りはたまたま入荷しただけで、今後また同商品が再入荷する可能性は お世辞にも高いとは言えない、というか多分無いと思う、といった希少品ですので、御用の方はお早めに、と。 ということで明日は定休日につきまた明後日ー。 |
11/26 水牛の目ン玉。 |
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必殺必中?こんばんは。 最近あんまりこの類は紹介してなかったんですが、今日は画像のヤツをご紹介ー。 「Bull's Eye(ブルズアイ) 3本セット」、3,780円です。 一応スローイングナイフということになります。 この商品はこのように、 2箇所に移動可能なウェイトが付いておりまして、 付属のレンチで緩めて微妙な重心バランスの調整が出来るという、 なんとなくいっけんプロっぽく見える機能が搭載されています。 ……ま、本来の「良い」投げナイフは最初から重心が真ん中にあり、それがベストなわけで、 「状況に応じて重心をコントロールする」という概念は通常無いんですけど。 (`ー´)<威力偏重のヤツは刃の方が重いコトもあるよ。 ちなみに、このウェイト、特別重く出来てるというわけではないので、 端から端までウェイトを移動させてもせいぜい指1本の幅程度の重心移動しかしません。 多分この機構は、重心ちゃんと取れてない安物スローイングナイフの重心を自力調整できるように、 とかそういう理屈だと思います。 少なくとも日本じゃ投げれる場所や機会は殆ど無いんで、どうでもいい機構ですけど。 見た目はちょっとステキな流線型なのでお部屋のインテリアやペーパーナイフ代わりにでもどうぞ。 (`ー´)<あくまでナイフだから腰にぶら下げて外出とかダメですよ? (´ω`)<まぁ、お外で持ち歩いたら普通に捕まりますわな。 というわけで、お部屋のペーパーナイフ3本もいらんわという意見はスルーしつつまた明日〜。 |
11/25 試作品アドバーンス |
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いっけんただの短刀ですがしかしてその実態は!というわけでこんちわ。 タイトル通り、以前ご紹介した時は刀身だけだった試作品の進化系です。 …進化系っつってもまだ試作でしかないコトには違いないんですけどね。 さて、短刀スケールで試作段階といえば、ウチで紹介したのはひとつしかないわけで。 9/2に一度ご紹介しました、 「鎧通し」ですね。(画像左は比較用の黒塗短刀六寸) (`ー´)<何気に3ヶ月近く経ってんな。 (´ω`)<時間がかかるものなのですよ。こーゆーのは。 相変わらず、 大変ぶっといです。 前回との相違として、ちゃんと刃文が付き、拵が付いています。 ちなみに、拵はありものでとりあえず組んだだけとのコトで、このよーに、 なんか鞘が大胆に余ってますが別に何かが仕込んであったりはしないので気にしないで下さい。 (`ー´)<製品版は普通の長さですよ? まだ販売までは間が空きそうですが、とりあえずこのサンプルはしばらく店にこっそり置いてあるので、 見てみたい方は店員にお申し付け下さい。 (`ー´)<見るだけならタダだぜ! (´ω`)<タダより高いものはとかいうことも多分無いのでお気軽にどーぞ。 というわけで試作品の進捗状況を公開して別に企画倒れになっていないことをアピールする更新でした。 ……ま、製品版の方は引き続き気長にお待ち頂ければ幸いです。 そいではまた明日ー。 |
11/24 なんでも仕込むよ。17 |
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以前「なんでも仕込むよ。β」として紹介したものと同じですが、今回正式な通し番号になりました。 そんな感じでごきげんよう。 というわけで、ベースを当店で言うところの「上仕込杖」にしつつ、同じく当店で言うところの「市型」仕様にした、 「上仕込杖・市型」です。……やぁ、紛らわしいなぁ。 (´ω`)<市型については9/25、10/23の更新を参照。 (`ー´)<なんか1ヶ月ごとに進んでるな、市型。 なお、上仕込杖は通常真鍮刀身なんですが、コレは刀身がアルミになっています。軽いです。 前回はあくまで試作としてのご紹介だったんですが、今回改めて商品として価格が付きましたんで、 再度のご紹介となりました。 価格は14,860円です。 …他の上仕込杖のバリエーションからするとだいぶお買い得な気が。 刀身材質に加え職方さんの趣味丸出しゆえのサービス特価のせいですかね。 さて、文章がけっこう短くまとまってしまい、スペース的に寂しいのでもう一点、再入荷をご案内ー。 ここしばらく、主に展示スペースの都合で仕入れてなかったこの商品、 (`ー´)<だってデカいんだもん。 「KULTOVATOR(カルトヴェイター)」が再入荷しました。 ハハハ相変わらず素晴らしいデザインだねトム! なお、価格も相変わらず24,150円です。 (`ー´)<もはや「仕込むよ」無関係だな。 (´ω`)<そこは気にすんなって。 というわけでまーた明日ー。 |
11/23 カコイイ言葉を探して |
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はっすんてっせんよいてっせん。というわけでこんにちは。 (´ω`)<前も使ったな、このコトバ。 (`ー´)<気に入ったんじゃね? 今日はもうすっかり画像のままでございます。 9/16・17にて紹介しました、「HG八寸鉄扇・手書き」シリーズの再入荷ですよ。 文字通りHG八寸白地鉄扇に、手書きによって文言が記された品です。 ちなみに、今までどおり文言によらずいずれも1本14,040円でございます。 まず、既に紹介済みの5種は、今回全て再入荷しています。 すなわち、 『敦盛』 「人間五十年 下天のうちをくらぶれば夢まぼろしの如くなり 一たび生をえて滅せぬ者のあるべきか」 土方歳三 辞世の句 「たとひ身は 蝦夷の島根に 朽ちるとも 魂は東の 君や守らん」 柳生石舟斎 剣道歌 「斬り結ぶ 太刀の下こそ 地獄なれ 身を捨ててこそ 浮かぶ瀬もあれ」 柳生十兵衛 剣道歌 「兵法に 勝たんと思ふ 心こそ 仕合に負くる はじめなりけり」 居合道歌 「居合とは 人に斬られず 人斬らず 己を責めて 平らかの道」 …の5種類ですね。 そして今回は新たに1種類、新種が増えています。 「人は城 人は石垣 人は堀 情けは味方 仇は敵なり 武田晴信入道信玄」 その名の通り、武田信玄が詠んだとされる歌です。 「風林火山」ほど有名ではないですが、教訓・訓示の類で出番の多い歌なので、 全体ないしは一部を聞いたことがある方も多いんではないでしょうか。 解釈は何通りか考えられますが、 人材育成の意義や組織における個の重要性を説く意味で使われることが多いようですね。 (`ー´)ノ<人の上に立つ人、立ちたい人のマストアイテム! (´ω`)<思いっきりセールストークだな。…ちなみに人を導く立場の人にもいいぞ。 (;゜Д゜)<うわ、売る気マンマンだ! なお、他の歌と同様に「変体仮名」が用いられていますが、この歌の場合全ての行に助詞「は」が入っていまして、 それに対して一行ごとに別の「は」を、計3種類用いることにより、見た目が単調にならないようにしています。 …ってそんなマニアックな補足は別にいいですかそうですか。 ちなみに、信玄と同時に謙信も作ろうと思ったのですが、 信玄のこの歌と対にして丁度良さそうなものが今のところ見つかっていないので、今回は信玄のみとなってます。 なんかいいのがあったら謙信もやりたいところです。 というわけで八寸鉄扇手書き各種のご紹介でした。 もう明らかに扇子のシーズンじゃねぇとか細かいことは気にせずまた明日〜。 |
11/22 そして鴉はかく舞い降りた |
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もうタイトルだけで何が何やら判る方もいらっしゃるでしょうがともあれこんばんわ。 従来の細身の小烏丸刀身から始まり、鵺、改、紅などをふまえ、 さらに幅広刀身に移行すると八咫鴉、鬼喰、ついでに三尺大鴉など、 あれやこれやとバリエーションを産んだ、当店小烏丸刀身のベーシックモデル(多分)。 「新型黒鴉」が、 試作を経て正式なものとして入荷致しました。 (´ω`)<無意味にデカイな。 (`ー´)<迫力の演出と言って頂きたい。 …この際、ベーシックモデルのくせに八咫鴉や鬼喰に随分遅れての入荷であるなどという、 細かい所は気にしないで下さい。 まぁ、実際の所、試作モデル(樋無し、鬼喰出鍔)をご紹介したのは今年6/17のこと。 ……そこから数えても5ヶ月超ですね。半年弱とも言いますね。 まぁ、気にしないで下さい。 さて、細かいことが気にならなくなった所で、商品詳細を。 類似品…じゃなかった、姉妹品の八咫鴉と比較する形でご紹介です。 (‘▽‘)<八咫鴉?ナニソレ??って人は5/27の記事を参照してね♪ (以下画像全て、上が八咫鴉、下が黒鴉です) 刀身はどちらも全く同じ規格です。幅広樋入り小烏丸刀身(切先諸刃造)ですね。 各所金具は八咫鴉が燻し銀なのに対して、黒鴉は名の通り黒一色。 鞘金具は、八咫の責金が柏葉なのに対して黒鴉は装飾無しの輪金具2つになっています。 鞘の塗りは、いっけん同じですが八咫は黒石目、黒鴉は黒凸塗です。 (´ω`)<まぁ、大差ない。 そして鍔は鬼喰出鍔でない、普通の喰出鍔。 何気にハバキも違うのがお分かり頂けるかと。 目貫のみワンポイントで銀なのはいつものことです。 総評としては、「ゴツイ!」という印象の八咫鴉に対して、 色合いもあり黒鴉は「スマァト」な感じでしょうか。 (`ー´)<別に太さは同じだけどな。 (´ω`)<あくまでも印象ね。 というわけで、ようやく登場の「新型黒鴉」。 お値段は金具の処理とか形とか数とか色々含めて算出した結果、 八咫鴉と全く同じ、一振り67,360円となっております。 今なら黒鴉はもとより八咫鴉も在庫がありますので、 どちらでもお好きな方を選んでお買い求め頂けますよ? (`ー´)ノ<迷ったらいっそ両方というのはどうか! (;´ω`)<……いやまぁ。それでもいいんですけどね。 というわけで新型黒鴉でした。 一応御用の方はお早めに、といったところでまた明日〜。 |